こんにちわ、共働き家族のパパ料理を応援する「dad-cook.jp」のジュンイチです。
家族が幸せになればパパも幸せ。
パパ料理を通じて家族を幸せにすれば、パパのキャリアや自己実現、趣味の世界を実現へ近道になりますよ!
今回は妊娠中の奥さんをもつ男性に向けて書きます。
「妊娠中のトラブルの1つである切迫早産を知っていますか?」
「ご自身の奥さんが切迫早産になってしまったらどうする!?」
「切迫早産の原因は?」
についてご紹介していきます。
そもそも切迫早産という言葉を知っていますか
切迫早産とは妊娠22週から36週に出産の可能性がある状態のことです。
お腹のはりや痛みが頻繁におきたり、子宮口が開いてきてしまっていると切迫早産と診断されます。
また妊娠中の出血も切迫早産の可能性があります。
お腹のはりや痛みがひどい時や、出血がある場合は妊婦本人も何かおかしいと気付けるのですが痛みもあまりない場合は自覚症状がなく早産になりかけていることに気付けません。
中には・・・
ぜんぜん自覚症状なかったのに、健診のときに先生に「子宮口が開いてきてしまっていますね。すぐに入院しましょう」と言われて驚き!いつ産まれてしまってもおかしくない状態だなんて信じられない!
といった妊婦さんもいます。
早産で赤ちゃんが生まれてきてしまう可能性が高い場合だとNICUという赤ちゃん用の集中治療室の設備がある病院に転院になります。
早い時期に産まれてしまうと赤ちゃんの呼吸器官などの臓器がまだ完成しきっていない状態である可能性が高いため問題があったときにすぐに対応できるようにするためです。
私の妻も33週のときに入院したため大きな病院に転院になり赤ちゃんの呼吸器の発育を促進するための注射をうつことになりました。
早産では早い時期であればあるほど未熟児で生まれてしまう可能性が高くなるので切迫早産と診断されたらできるだけ安静にすることが重要です。
どれくらい安静にしていたらいいかというと、入院中はトイレ以外の移動を禁止され健診の移動もすべて車いすになり、入浴も止められていたほどです。
でも、切迫早産にはレベルがあり、
「自宅安静」
●張り止めの薬や安静で、おなかの張りが治まる
●一時的な出血があるものの、安静にすると治まる
「入院安静」
○自宅安静では症状が改善しない場合…
●点滴など投薬が必要
●継続的な観察や治療が必要
●症状によって緊急手術になる可能性がある
よって、もし妻が入院していなくても切迫早産で絶対安静と言われて帰ってきたなら、間違いなく自宅で安静にしていてもらいましょう。
小さいお子さんがいても、面倒は見させてはいけません。
家事はもってのほかですね。
切迫早産の考えられる原因は?
切迫早産の考えられる原因はなんでしょうか。
切迫早産の原因は人によって違い、妊娠高血圧症候群や頚管無力症、細菌性腟症、歯周病、ストレス、多胎妊娠などいろいろあります。
妊娠高血圧症候群
聞きなれない名前かもしれませんが妊娠高血圧症候群は妊娠中に高血圧となってしまうもので年齢が高いほどなってしまう可能性が高くなります。
頚管無力症
頚管無力症は子宮口が開いてしまう病気なのですが自覚症状がなく原因もよくわかっていないので診断されるまで自分がそうなのかどうかわからない病気になります。
この頚管無力症が原因で切迫早産になってしまった場合は次の妊娠でも同じ症状が出てしまい早産の可能性が高くなってしまいます。
細菌性膣症
細菌性膣症は膣内に細菌が入り炎症がおこってしまうものですが、とくに妊娠中は免疫力が落ちているので細菌による炎症がおこりやすくなってしまっています。
炎症を起こすことで子宮の伸縮を促がしてしまう成分が分泌され、早産につながってしまうのです。
歯周病
炎症がおこることによって子宮の伸縮を促がしてしまう成分が分泌される症状は、実は歯周病でも起こります。
なので、妊娠がわかったら歯周病に気を付けて早めに奥さんに歯医者に行ってもらいましょう。
ストレス
ストレスはすべてにおいて体によくないことはなんとなくわかりますが、妊婦にとっては体が緊張して子宮の伸縮を促してしまいよくないという実質的な問題があります。
多胎妊娠多胎妊娠とは双子やみつご以上の赤ちゃんを妊娠していることです。
1人用の個室の中に2人も3人もぎゅうぎゅう詰めで入っていたらすぐに出てきたくなってしまいますよね。
それと同じで赤ちゃんも2人以上が1人用の子宮の中にいるため早産の可能性がとても高くなっています。
切迫早産になってしまった妊婦さんの中には「マンションの4階に住んでいて、エレベーターもなかったので階段の上り下りをほぼ毎日していた」という方もいらっしゃいました。その方は体調もよかったので買い物もご自分でしていて重い買い物袋を持って平気で階段を使っていたといいます。
階段の上り下りなんて、袋の中に重い物を入れて口をしばって逆さにして振っているのと同じでいつ口がほどけて荷物が落ちてきてもおかしくないですよね。
さらに荷物を持って運んでいるのですからお腹に力も入りますし袋の上から物を出すためにぎゅうぎゅう押しているようなものだったので、あきらかに切迫早産のリスクを高めたのではと思われます。
妻がつらそうにしてないからといって任せきりにするのは危険なのがわかりますね。
ただでさえ妊娠中はお腹が大きくなってくるとその分、体が重くなって疲れやすくなっていますし階段の移動はなるべく少なくしてあげましょう。
いっしょにでかけるときはできるだけエレベーターやエスカレーターを使ってあげましょう。
また重い荷物を持たなくてもいいように自宅まで配達してもらえるネットスーパーなどを利用できるようにしておくのもいいと思います。
そのときとるべき夫の行動は
妻が切迫早産と診断されたそのとき夫がとるべき行動はなんなのでしょうか。
切迫早産と診断されると絶対安静と必ず言われます。
状態によっては即入院で家にも帰ることができないこともあります。
また早産で産まれてしまっても対応できるように大きな病院に転院になる場合もあります。
入院となると子宮の伸縮をおさえないと赤ちゃんが生まれてきてしまう可能性が高いため伸縮をおさえるための薬を24時間点滴されます。
体が薬になれるまでは副作用があり手の震えや動機、体の火照り、発熱、吐き気などがあります。
切迫早産を経験された妊婦さんからはこんなコメント
「点滴をしてもらってすぐに手の震えがあり入院の同意書へのサインもこれ読めるんだろうか…と思うようなミミズがはったような字。1週間ほどすると体がなれたのか震えもおさまったけど、1週間もこの状態はつらかった、、」
「24時間点滴をしないといけないけれど、ずっと同じ場所に刺しっぱなしはできないらしい、、最長でも1週間で針の位置をかえないといけないから何度も刺し直しをするので3週間の入院で腕は針の痕だらけ(つд⊂)エーン」
「途中で点滴に血液が逆流してきてしまっていたり、点滴を保護するテープのところが蒸れてかゆくなってきてしまったりで4日ほどでいつも刺しかえでした。」
妻がそんなつらい状況で切迫早産の妻を夫はどのようにいたわればいいのでしょうか。
切迫早産の妊婦さんの声
切迫早産でつらいとき、私が嬉しかったのは夫が休みの日に毎日訪ねてきてくれることでした。
お腹のはりは薬でおさえられるため痛みもなく、点滴もなれてしまえば副作用もないも同然だったので、体は元気なのに動けないストレスがたまっていた私にとっては夫がきてくれる日がなにより楽しみでした。
個室の部屋を選んだため、夫がきてくれないと助産師さんと担当医の先生しか話す相手がいなかったのです。
貴重な休みの日にきちんと毎日顔をだしてくれて、着替えを用意してくれ、頼んだものを家から持ってきてくれていただけでも助かったのに私のために気になっているとSNSでつぶやいた期間限定のお菓子などを買ってきてくれたのです。
買ってきてほしいと直接頼んでいないのに私のために考えて用意してくれたことが本当に嬉しくて、この人に元気な赤ちゃんを産んであげたい!と強く思いましたし、夫なら子どもが生まれた後もきっと協力して子育てをしてくれると安心できました。
逆に、切迫早産で入院している妻を放っておくなんて絶対に出産後も協力してくれないだろうなと思ってしまいますし、赤ちゃんが生まれたときに喜んでくれたとしても出産するまでに苦しんだのは自分だけだと思う気持ちは捨てられないです。
子育て中に妻が病気になったとしても、切迫早産で入院中にとられた行動をそのままくり返す可能性が高いと思えば、1人で子育てをした方が楽なのかもしれないと思われても仕方がないと思います。
実際に離婚はすぐにしなくとも妊娠中に夫にされた嫌なことは妻は忘れません。
何十年も前のことなのに私の母は父が家事をまったく手伝ってくれなかったことをいまだにおぼえていましたし、子どもが全員成人したときにすぐに離婚してしまいました。
切迫早産での入院中の妻は早産で元気な赤ちゃんを産めないかもしれないという恐怖とたたかいながら、薬の副作用ともたたかっています。
少しでも妻が安心して出産できるように話を聞いてあげることが大切です。
また早くに入院になってしまった場合出産のための用意ができていない場合もあると思うので必要なものが1人でも用意できるようにふだんから妻と出産に向けての話をしておくといいですね。
まとめ
切迫早産について今回の記事のまとめになります。
□切迫早産とは妊娠22週から36週に出産の可能性がある状態である
□切迫早産の原因にはいろいろあるので、夫はよく知っておこう
□妻が切迫早産で入院したときには夫はできるだけ会いにいき、妻の気持ちを和らげてください
最後に
切迫早産になって1番不安に思っているのは奥さまです。
お腹の中の赤ちゃんのためにつらい入院生活に耐えている奥さんの力になれるようにできることは積極的にしてあげましょう。
また奥さんが切迫早産にならないように協力できることは安定期に入ったとしても、安心せずに力になってあげましょう!
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